バキュテクト方式とは、地下タンクなどを一定の減圧幅で繰り返し減圧し、その圧力変動を測定することで、地下タンクおよび埋設配管全体の漏洩の有無を「音と水位の変化」とともに確認する検査方法です。
この技術はアメリカで開発され、日本では株式会社エンバイロ・テック・インターナショナル(ETI)が独占ライセンスを取得しています。
今回は、このバキュテクト方式について、よく寄せられるご質問にお答えしながら分かりやすくご紹介します。
大型タンクでも検査できますか?上限はありますか?
バキュテクト方式は、最大283kLの大型地下タンクまで実施可能です。
直径5,000mmを超える大口径タンクにも適用でき、日本各地の発電所における豊富な検査実績があります。
大容量タンクにおいても、高精度な漏洩検査を実現します。
気相部と液相部、別々に検査する必要がありますか?
いいえ、別々に検査する必要はありません。
バキュテクト方式では、タンク上部の空間である「気相部」、タンク内の燃料が入っている「液相部」、さらに埋設配管までを同時に検査することが可能です。
タンク全体を一体として確認できるため、より確実な漏洩確認が行えます。
さらに、タンク2槽を同時に検査することも可能で、効率面にも優れています。
検査時間はどれくらいかかりますか?
準備から復旧までを含めても、1日の業務時間内で完了することが可能です。
例えば280kLの地下タンクの場合でも、バキュテクト方式での検査時間は原則120分です。
一方、ガス加圧法で280kLタンクを検査する場合は、検査だけで約435分を要します。
さらに、事前にタンク内の油を抜く作業や、検査後に油を戻す作業の時間も必要となるため、少なくとも数日間の工期が必要になります。
このように、バキュテクト方式は大容量タンクでも短時間で効率的に検査を実施できる点が大きな特長です。
実績はありますか?
バキュテクト方式は、世界規模で豊富な実績を有しています。
欧米では延べ100万本以上の検査実績があり、石油メジャーの7割以上に採用されています。
日本国内でも年間5,000基以上のタンク検査を実施しており、日本各地の発電所やデータセンターなどの大規模施設においても多数の実績があります。
こうした信頼性と継続的な実績が、バキュテクト方式の確かな技術力を裏付けています。
全国どこでも依頼できますか?
日本全国でサービスを提供しています。
沖縄から北海道まで、地域を問わず迅速に検査を実施できる体制を整えています。
安全と効率を両立する検査方法
地下タンクの漏洩検査は、施設の安全を守るうえで欠かせない重要な業務です。
バキュテクト方式は、従来のガス加圧法と比べて、検査時間の短縮や工期の削減を実現しながら、高精度な漏洩検知が可能な検査方法です。
さらに、残量調整に伴う油移送時の漏油事故リスクがゼロとなるなど、効率面やコスト面でも大きなメリットがあります。
「安全性は確保したい」「できるだけ運用への影響を抑えたい」
そのような現場のニーズに応える選択肢のひとつとして、バキュテクト方式をご検討いただければ幸いです。
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