世界No.1のSIR（統計学的在庫管理）サービスを支えるFairbanks社とは

株式会社エンバイロ・テック・インターナショナルは、2006年に英国のFairbanks社と日本におけるSIR（統計学的在庫管理）ライセンス契約を締結し、以来、国内でのSIRサービスを展開しています。

この記事では、当社が長年にわたり連携しているFairbanks社についてご紹介します。

Fairbanks社とドーバー・フューエリング・ソリューションズ（DFS）

現在、Fairbanks社は米国の産業機器メーカー・ドーバー社（Dover Corporation）の事業部門「ドーバー・フューエリング・ソリューションズ（DFS）」の一員として、燃料小売業向けの機器やモニタリングサービスを展開しています。

DFSは、SIRサービス会社、液面計メーカー、計量機メーカー、POSメーカー、水素関連ブランドなど複数の製品・サービスブランドで構成され、サービスステーション（SS）の業務を包括的に支える存在です。

グローバルNo.1のSIRサービス

Fairbanks社は30年以上にわたり、世界50以上の国と地域でSIRサービスを展開しています。現在もFairbanks社単体で15万本を超える燃料タンクを日々モニタリングし、弊社のようなライセンス元が分析するタンク数も合わせると更に膨大なデータを日々処理しています。まさに世界最大規模のSIR専門企業です。

その顧客層は、世界的なオイルメジャーから地域の小規模事業者まで多岐にわたり、信頼性と技術力において世界的に高い評価を得ています。Fairbanks社のSIRは、単なる在庫差異検知にとどまらず、Microsoft社と直接タッグを組み、最新のAI技術を用いた異常予測やリスク分析など、先進的な燃料モニタリングシステムとして進化を続けています。

専門性を支える継続的な教育

Fairbanks社は、専門アナリストのスキル維持と向上を目的に、定期的なスキル試験を実施しています。試験は、Fairbanks社の専門スタッフが弊社の担当アナリストと英語による1対1の口頭形式で行い、実際の分析判断力や知識の理解度を丁寧に確認します。

知識や理解が不足していると判断された場合には、その場で追加レクチャーを実施し、必要に応じて再テストを行います。こうした継続的な教育体制により、高度な統計知識と現場理解を兼ね備えた人材育成を推進しています。

Fairbanks社再来日による連携強化

今月、2025年10月には、Fairbanks社が来日を予定しています。今回の訪問では、当社専門アナリストとの意見交換や現場情報の共有を通じて、分析精度のさらなる向上と運用体制の強化を図る予定です。

次回の記事では、10月のFairbanks社来訪の様子やディスカッション内容をお伝えする予定です。どうぞご期待ください。

▼前回の来日については下記記事でご紹介しております。

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