バキュテクト方式
■気相部・配管部の漏洩(バキュテクト方式)
原因=地下タンク気相部と配管部の亀裂などによる空気の侵入
※ マークを押すとタンクに空気が侵入する音が聞こえます
【原 理】
地下タンクに接続された全ての配管を密閉し、タンク内を真空ポンプで一定値(P1)まで減圧する。減圧区域は、製品の蒸気圧により加圧され、設定値(P2)まで上昇するとコンピューターが自動的に真空ポンプを再起動し、再び一定値(P1)まで減圧する。減圧箇所の気相部・配管部に漏洩がない場合は、飽和蒸気圧に近づくため、圧力上昇が少なくなり真空ポンプの再起動サイクルが長くなる。このポンプ再起動までの時間サイクルにより漏洩の有無を検知する。
※地下タンク内の燃料の部分を「液相部(えきそうぶ)」、その上の空間を「気相部(きそうぶ)」と呼びます。
液相部は、一般的にはタンク中物質が液体の状態に存在する領域、または外部で地下水に水没している部分を指します。
地下タンクの中には、液体燃料(例: ガソリンやディーゼル燃料)が保管されており、温度や圧力の変化に応じて蒸発し気体になると、
気相部になります。